あるプラモデルファンの姫路城築城記

大阪市東淀川区

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童友社 1/500 2013年完成。元のキットは小天守閣の向こうに大天守閣が見えるこちらが正面。

お堀と屋形船を正面にしたので、こちらにネームプレートを置きました。

全体写真用にいつものバック紙では入りきらないので、一回り大きい紙を画材屋さんで買いました。

こうして見ると屋形船と手漕ぎボートの細かさがわかります。虫メガネが必須です。

瓦の色が少々明る過ぎましたが、まあこれでいいか。

空のバックは、以前描いた水彩画に雲のパターンを細かめに描き足しました。

自分の持つお城のイメージは、このように緑の向こうに見える天守閣なので、土台を拡大してライケンの森にしました。

土台を広げたことでゆったりした感じになったと思います。森のライケンは接着しただけで、塗装など手を入れていません。

石垣の上は、このように庭園風です。カラーパウダーは、キット付属のが濃い緑、薄い部分が買い足したものです。

スケール違いの姫路城のプラモデルにある池と橋が羨ましかったので自作しました。

天守閣の窓の所々から向こう側が見えています。こんな風にしたかったのです。

 

追加工作の屋形船と手漕ぎボート。右の門は開門したので、向こうの階段が見えます。


途中経過もご紹介します。(自分でも一度製作記をやってみたかったのです。)

6月1日現在の様子です。一通り塗れました。まだ基本色だけで、何も表情がありません。

いつも通りサフェイサーの後に銀を吹き付け、ベースホワイトを重ねると明るいグレーになります。

そこからはひたすらタミヤのエナメル塗料を筆で塗り分けていきます。石垣は一部色を変えています。


ペタペタ塗って子供のお絵かきみたいな気分です。時間をおいて見ると、塗り残しに気づいてまたペタペタ。

この後ウオッシング、ドライブラシの定番の塗り方で表情をつけます。模型雑誌ではおなじみですがわかりにくいです。

少し暗い色を薄く溶いてへこんだ所に影を入れ、明るい色を筆の塗料を拭ってかすれたようにして角のように

出た所を強調します。エナメル塗料の基本色なので、手早くしないと基本色まで溶け出すので注意します。


小物も大体塗れました。細かい塗り分けはもう適当。木の葉になるスポンジもつけました。

明るい緑の葉がキットに入っていたもの。できるだけ細かくちぎっていきますが、なかなかいい色です。

他の葉は鉄道模型用のもの。ライケンはそのまま幹に付けただけです。木はこれくらいで足りるかな。

次回完成できるか。できたらいいなあ。いつものなりゆき次第。



5月4日現在の様子です。前回板だけだった登り口に、黒色矢印の手すりと足場を組み付けました。

青色矢印の手すりも付けました。細かい作業なので、どうしても適当になりゆがんでしまいます。

天守閣は別にして塗るので、今は外しています。うまく接着できるか不安です。


こっちにも手すりを付けました。補強のため、薄めたミスターカラーを塗りつけています。

これで手すりも完了、転落防止対策もばっちりです。と言っても、小さい人が歩き回るわけでもないですが。


今回組み立てた伸ばしランナーを組み合わせた樹木。やはり小さいので、捻り電線は無理です。

ただ組み立ては面倒なので、1/35ではやはり捻り電線にしておきます。

ということで、工作は完了。小物から吹き付け開始です。手前の舟やプレートはまだ下地の銀色です。

樹木はその上に適当な黄・茶色を吹き重ねて塗装も完了、葉っぱをつけなきゃ。



4月20日現在の様子です。キットパーツの取り付けは、黒色矢印のシャチホコが最後です。

赤色矢印の白いシャチホコは自作。0.5mmのプラ板に穴を開け、その周りをエビ天のような形に削りました。

水色矢印の大きな窓には、伸ばしランナーを並べて貼りました。実際とは異なりますが、この工作がしたかったのです。


こちらも矢印のように伸ばしランナーを並べて貼りました。細部工作は楽しいけど、よく見えていないのです。

シャチホコは結構たくさん作りました。1個ずつ手作りなので、作るごとにだんだん大きくなってしまいました。


池に架かる橋を矢印の通り自作しました。別の姫路城のプラモデルにあったのが羨ましかったもので。

意外と小さく作らないと収まらないのです。手すりはまず支柱を伸ばしランナーを立てて接着し、

その上に手すりを軽く曲げて付けました。長門の時のようにドリルで穴を開けて真鍮線を差し込む

工作ができませんので、もろいのですが、作業ははかどりました。


お堀を広げてどうしても浮かべたかった、屋形船と手漕ぎボート。

プラ板の組み合わせで完全自作しましたが、小さいものですから適当です。

屋形船(黒色矢印)はお客さんを塗る時のため、屋根はまだ接着していません。手漕ぎボート(赤色矢印)は

ウォーターラインのボートを1時間削って流用を断念し、自作しました。


黒色矢印の適当な通り道。赤色矢印の門が立派なのに、下から登れないのがどうしても納得できなかったのです。

どうでもいいことですが、足場を組むのも悪くないかと。危ないから手すりを付けなきゃ。

次回は細部工作の続きと、木の工作。木は1/35でやってるねじり電線ではなく、

伸ばしランナーの組み合わせにしようかな。次回塗装が始められたらいいのですが、そこまでいけるか?



3月30日の様子です。下の写真に写っている範囲では、キットパーツの取り付けは終わりです。

矢印の門は、プラ板を貼ってサイズを延長して土台にフィットさせました。ついでに門を開いて扉を自作しました。


黒色矢印の建物がこのキットで最大の難関。曲がる角度が土台と合っておらず、そのままでは組み付けできません。

切断して合わせようとしましたが、全体のサイズは合っているのでやはり曲げて角度を調節しました。

指で曲げていきますが、熱は加えずゆっくりと無理して割らないように気をつけて曲げていきます。

矢印の面が短いので、この面を削ることで、サイズを出します。これに活躍したのが青矢印の木片に両面テープで貼った各種ペーパー。

他にも、白壁の部品は平面が歪んでいるので、全部これで削っています。その上にのっているのは、窓の穴を四角にするために買ったヤスリです。


黒色矢印のように、目立つところに押し出しピンの丸い凹みがあるので、パテで埋めます。

キットのタイトルプレートはここに置きます。


赤色矢印の所に大きく隙間ができるので、プラ板を詰めました。黒色矢印の壁も短いのでプラ板で延長しました。

青色矢印の建物は、型の都合で窓が天井まで開いていますが、不自然なので上はプラ板で塞ぎます。


黒色矢印の屋根は、瓦のモールドがないので、伸ばしランナーを貼っていきます。どうしても少しゆがみます。

赤色矢印のような建物は、天井パーツを取り付ける前に内部を木に似せた色を吹き付けます。

窓から内部を見た時この色が見えます、予定では。キットパーツの取り付けも残りわずかです。

次回はシャチホコ等の細部工作に突入するつもりですが、そこまでいけるかちょっと疑問です。



3月9日現在の様子です。土台に地面となる粘土を盛り付けました。高さをかせぐ所はベニヤ板の切れ端を

埋めました。その角が所々見えています。白い粘土が茶色になっているのは、木部に塗った砥の粉です。

黒い矢印が粘土。使い残しのミスタークレイです。久しぶりに使うので、もう固まっているかと思いましたが大丈夫でした。

赤い矢印がこのお城に登る階段。入口が出来て、これで安心。0.5mmのプラ板を重ねています。


青色矢印が、キットの土台にあった断面部分です。地面を盛り上げてこの断面部分を見えなくしました。

地面の工作はほぼ完了。あと粘土はキットのプラには付かないので、境界部分にパテを詰めます。

石垣もまだ彫り残しがあります。黒色矢印の門が、土台部分と全くフィットしないのでどうしよう。


門の部品この写真では赤色矢印、隙間が開かないよう、薄いプラ板で面を延長して合わせようと思います。

黒色矢印の隙間は無理に接着しても解消できないと思うので、細いプラ板で塞ぎます。うまく斜めに加工できるか?


三つの小天守閣の基本工作がほぼ完了です。もう完成したような気になっていますが、まだまだ。

矢印の屋根の部品が歪んでいるので、指で曲げて調節して接着します。隙間に細く切ったプラ板を埋め、補強します。


矢印の三つの小天守閣をつなぐ大きな屋根。これを接着する時、ここまでの工作でできた誤差がひびきます。

基本工作は出来ましたが、シャチホコがないとお城に見えないです。キットは大天守閣の最上部以外の

シャチホコはプクッとした動物の耳のようなモールドがされていました。カワイ過ぎるので全部削り落としています。

ここまで、木工工作、粘土工作が大部分。次回から本来の(?)プラモデル工作。



2月16日現在の様子です。黒色矢印の箱は、大天守閣の窓から約6mm奥に設ける壁面です。

窓は開けたいけれど、あまりに筒抜けだとよろしくないと思ったもので。こうやって見ると変な箱です。

白い部分(水色矢印)がお堀の水面です。オリジナルのアイデアと思いましたが、すでにやっておられる方がいらっしゃいます。

キットの緑色の矢印と面をあわせて、平面を出すのですがこういうの苦手です。なかなかきれいな平面にならない。


黒色矢印の切り欠きは、キットに付属しているネームプレートを置く所です。

赤い矢印のむき出しベニヤ板が地面です。オレンジの矢印のキットの盛土となだらかなカーブにしようと思います。

キットの石垣と一体にした土台がなかなか進みません。半分は木工工作で、ちょっとプラモデル作りとは違う気もします。


大天守閣は、グレーの各階の屋根を取り付け、基本工作は出来ました。このグレーのパーツは

見えない下側が接着面なのですが、型の傷みで凸凹があるので、削って平面にしないと、うまくくっつかないのです。

矢印部分の屋根はふたつのパーツで構成されますが、高さが違うので削って高さを合わせます。

隙間も出来るので、伸ばしランナーを貼り付けています。


矢印部分にも大きく隙間が出来るので、細く切ったプラ板で塞ぎます。雨漏りの急場しのぎみたいです。

追加レポートが出来て我ながら感心なのですが、肝心の工作があまり進んでおらず、困りものです。



1月26日現在の様子です。ベニヤ板をA4サイズに切り出し、角材もつけて台を広げました。

水平になるよう鉛筆で線を引いて合わせます。台への接着はエポキシ接着剤を使いました。


小天守閣を組み立てます。窓を開けているので、黒色矢印のように1階と2階との間に天井兼床の0.5mmプラ板を

つけてがらんどうに見えないようにします。大天守閣と合わせると、接着ガイドのモールドとあたって入らないので、

接着ガイド(赤色矢印)のモールドは削り落としました。他の接着ガイドも次々に削り落とすことになりました。


青色矢印の門が閉まっているので、削り取って開けます。赤色矢印の窓は、裏面の接着ガイドのモールドで

裏が閉まるので、接着ガイドを削り落とします。また、この部分も大天守閣とあたって入らないので削って収めました。

黒色矢印の池は、フチの断面が垂直気味だったので自然な斜面になるよう、パテで整形しました。


赤色矢印のように接着剤がはみだしたり、隙間が開いたりしているので、完全に乾燥させてから整形します。

黒色矢印の斜めの隙間は、組み立ての歪みが原因です。そのままひねって強引に接着して、解消できるか不安です。

何度も仮組していますが、実際に接着すると、思わぬ結果になります。

寒いので、少し組み立てては、すぐにコタツで丸くなるので、なかなかすすまないのです。



11月から製作開始し、約2ヶ月経過した1月5日までの状態です。

童友社1/500の昔からあるお馴染みのキットで、部品点数もそんなに多くはありません。

箱の矢印部分にさりげなく完成写真が載っています。作り始めると、この完成作例がいかに高い技術で

仕上げられているか、思い知ることになります。この完成品では芝生のカラーパウダーが2色なのに、

キットには1色しか入っていないので、ちょっとずるいですが、それ以上にこの形にきちんと仕上げるのは

どなたかは知りませんが、さすがです。自分ではいつも通りプラモデルとして?な部分を修正するのと、

箱のこの実物写真を主にイメージしながらすすめるつもりです。


やはり土台のパーツから取り掛かります。キットにはきれいに石垣のモールドがされていますが、

黒色矢印で示した部分のように上部の建物との境界あたりの彫りが浅いので、ナイフで彫っていきます。

ところがこれに時間がかかるので、途中で気分を変えるため青色矢印部分のような

押し出しピン跡をパテで埋めて整形していきます。

赤色矢印部分は土台を切り詰めているので、その断面になっています。

このプラモデルは土台が窮屈なので、拡張してこの断面も斜面にしようと思います。


下の写真の黒色矢印は、直線が曲がっていたので、削ったら大天守閣より寸法が小さくなったので

プラ板を貼って拡張しました。赤色矢印は、穴があいているので、プラ板で塞ぎます。

2つの黒色矢印のちょうど間に、成形上高さ2ミリ、直径1センチ位の蚊に刺されたような

膨らみがあったので、削って平らに整地します。

青色矢印は、池を作りたくなったのでモーターツールで開口し、裏からプラ板を貼りました。

石垣を彫っていくと、平面が歪んでいるのに気づきます。特に矢印部分は平面にするために削っていくと、

石垣のモールドが完全に消えてツルツルになってしまったので、全部ナイフで彫り直すことになりました。

まだ石垣のモールドが浅いところが気になるのでまだまだ彫ります。この角度から見ると西洋のお城みたいです。


途中でやはり大天守閣を組み立てたくなります。組み立てる前に黒色矢印のヒケの凹みをパテで埋めて平らにします。

型が傷んで不要な出っ張りがあるので、部品全体をペーパーがけします。四角の窓もほとんどは綺麗に開いていますが

一部開いていないところがあるので、カッターナイフで四角く開けていきます。内側を茶色に塗って四方を接着します。

土台に乗せると、青色矢印部分が当たって乗らないので削ります。どこがひっかかっているのかを

探すのが苦手で、違うところもかなり削っています。ほぼ乗ったところで、赤色矢印部分に隙間が出来ています。

この隙間は、細く切ったプラ板で塞ぎます。壁の面と平らになるようペーパーがけして判らないようにします。


矢印部分は実物とも違う不思議な造形で、カッコイイのですが、モーターツールで開口します。

特徴的な所なので、後で追加工作します。窓は塞ぐ方もおられますが、自分は開いていてほしいのです。

モノグサなのに、追加レポートはできるのか? 月1度は追加することを目標にします。


次の あるプラモデルファンのアトリエ・イットの写真展 に続く

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