あるプラモデルファンの軍艦の写真展 Part2

大阪市東淀川区

軍艦のプラモデルも増えたのでページを追加します。

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長門 1927年 2023年完成 アオシマ 1/700

戦前・昭和初期の屈曲煙突が特徴的な姿です。戦時中ほど重厚ではなく、すっきりしています。窓や探照灯は透明部品です。

後ろのマストにある時計のような物は、後続艦に射撃データを伝える示数盤です。無線が導入されると撤去されたので、この時期の特徴です。

3年前に作った戦時中の同型艦陸奥と並べました。大きく印象が変わっています。甲板の色は今回も悩みました。デッキタンの塗料を買いましたがやはり違いました。

同じアオシマさんのプラモデルで、陸奥も良かったのですが、組みやすさも再現度も今回の長門の方がかなり良かったです。

後ろのマストはもう少し短くしてもよかったです。収納するのにかさばります。

側面の丸い窓の穴の上にひさしがついているのに驚きました。艦載機はプロペラがついているのですが、少し薄く削りました。また翼に支柱を追加しました。

この当時、世界最大の40cm砲で最強を誇っていました。同程度の戦艦はアメリカとイギリスにあるだけでした。

大和の特攻の悲劇があまりにも有名ですが、長門の栄光と挫折の生涯は、激動の時代における日本と世界の情勢を凝縮したかのように劇的で、多くの事を教えてくれます。

核兵器が登場する以前の大量破壊兵器が戦艦であることを思うと、アメリカ・イギリスは許せなかったはずです。イラクは疑惑があっただけです。

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一部を残して組み立てが出来ました。二番目の煙突のまわりが少々さみしい気がしたので、適当な小さい部品を付けました。

マストの上部など細くしたい所は真鍮線に換えました。このプラモデルは良く再現されていて、

しかも組み立てやすいのでおすすめです。難儀したビスマルクとは大違いです。

明治維新は誤りだったという本を読みました。今まで理解しづらく違和感を感じていたことなどがすんなり理解できました。

でも今まで覚えてきたこととあまりにも違うので、とまどっています。

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ある程度形になってきました。キットは砲口の穴が開いているし、屈曲煙突を支える鉄骨部分が一発成型、どちらも快挙です。

これだけでも値打ちありますが、組み立て精度も高いし、全体が細かく再現されています。アオシマさんやってくれました

艦橋はプラ棒の欠片などを追加しています。屈曲煙突の前の四角いプラ板はアクリルカッターで水平に細かく彫ったものです。

それを右の切れ端のように切り出せば階段らしくなります。精度は低いですが、ツルツルのプラ板よりマシになりました。

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榛名 2022年完成 ハセガワ 1/700

甲板の色がわかるように少し上から見ています。バフにデザートイエローを同量混ぜましたが、少し黄色過ぎた気がします。むずかしいです。

汚し塗装は影を強調したい所に暗い灰色を入れたのと、全体に薄い茶色を加減して塗っただけです。いかりの下だけはさびを強調しました。

艦載機のマーキングは小さいデカールがうまく貼れないので、細い筆で塗りました。実体顕微鏡もいるので面倒ですが、確実にできるのでこうしています。

小さい部品を追加してごちゃごちゃにしましたが、実物はもっとごちゃごちゃで、あまり似ていないです、ガクっ。

海面は木工ボンドで波としましたが、艦首の波はエポキシパテ、周りの波はシリコーンシーラントです。主砲はいつもの真鍮パイプではなく、元のキットのままです。

最近テレビアニメ「おしりたんてい」にはまっています。ユーモラスでかわいい絵が楽しいです。

若い頃はカワイイとかぬかすオヤジを軽蔑していましたが、まさにその軽蔑されるオヤジになってしまいました。

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工作が終わりました。電探を金属網に換えたのが気に入っています。プラ板の小切れなどを追加して、ごちゃごちゃした感じにしてみました。

これから塗装していきますが、主砲塔・カタパルト・クレーンは仮止めで、吹き付けはこのままやりますが、筆塗りの際には外します。

主砲基部の布の防水カバーが省略されているので、パテ盛りして作らないといけないのですが、今回なぜか要らないと思ってそのままにしました。

大阪の評判を下げてしまうカジノや気味の悪いマーク・キャラクターの万博も要りません。

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1/700の軍艦は、早く完成させたいのであまり手を加えないようにしていたのですが、このプラモデルはそのままではちょっとさみしい気がして追加工作を始めました。

戦時中の軍艦は鮮明な写真が少なく不明な事が多いようなので、自由に作っても良さそうです。(詳しい人が見るとけしからんのかもしれませんが。)

正確な形を追求するのはもちろん大切ですなのが、プラ板などで細部を追加していくのが楽しなって、すっかりはまってしまいました。

主砲以外の火器やボートなど、まだついていない部品が多いですが、大まかな形とある程度細部も出来ました。マスト先端は真鍮線に換えました。

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古鷹 2022年完成 ハセガワ 1/700

重巡洋艦・古鷹です。マストを真鍮線に換え、張線をした以外は元のプラモデルのままです。

元のキットは肉眼では見えないような細かい彫刻がされていて感心しました。個人的には改装前の単装砲六基の姿が好きです。

あまりアップにするとアラが目立つので、この辺でやめておきます。

と言いつつ、艦載機の日の丸は筆で白地に赤を塗ったので、せっかくだからアップです。

大きなキットではありませんが、それなりに部品も多いので作りごたえがありました。

重巡洋艦は数十年ぶりで、色を塗ったのは初めてです。また作りたいです。

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戦艦 陸奥 2020年完成 1/700 アオシマ

この陸奥と長門の姉妹艦が戦艦のプラモデルの中でも一番映える気がします。

アオシマさんのプラモデルはなかなかの再現度ですが、結構思い切った省略がされています。追加工作すれば応えてくれます。

張線は細い伸ばしランナーですが、弱ってきた肉眼ではほぼ見えません。虫メガネで作業しますが、何本も失くしました。

海面は木工ボンドです。まずまずの質感ですし、作業中の匂いも楽ですし、安価なのがうれしいです。

 

やはり1/700というスケールでは、細部に関して相当省略せざるをえませんが、そここそが楽しめる所でもあります。

艦載機の日の丸はデカールがあるのですが、ツヤがでてしまうのでフリーハンドで塗りました。

旭日旗は組み立て説明図では艦尾につけるのですが、箱絵にならってここに伸ばしランナーで支柱を立てて取り付けました。

ここ数年で作った戦艦です。左から大和、陸奥、伊勢、そして陸奥のライバルのネルソン。甲板の色に悩んだ跡がうかがえます。

日本の戦艦は古い順に、伊勢・陸奥・大和で巨大化しています。伊勢が結構でかいです。

手元には、いずれ作るつもりの屈曲煙突の長門のプラモデルもあります。いつになるかは未定です。

汚しの塗装は控えめにしたつもりですが、写真では結構いってます。加減が意外にむずかしいです。

気が付けば、このところ軍艦を作る比率があがっています。楽しめているからよろしいでしょう。

空の写真を背景にし、波をシリコンシーラントで追加したので試しに撮った写真です。少し前進出来た気がします。

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おおまかな形は出来ましたが、まだ細かい部品の取り付けがかなり残っています。

以前作った同型艦1/350長門の説明図などで、ある程度は細部がわかってしまっているので

つい手を入れてしまいます。窓の丸い窓は0.6mmのドリルで開け、白い四角はプラペーパーで作った扉です。

後部のマストは0.5mmの真鍮線にしました。十字の接合部分はカッターである程度削って平にし、瞬間接着剤で固めました。

出番が少なかったピンナップガールと撮りました。

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戦艦 大和 タミヤ 1/700 2015年完成

大和の写真ならおなじみのこのアングルですが、あの写真メジャー過ぎます。

艦船モデルはもうスゴイことになっています。あんな細部工作自分には無理。でエッチングも使わないでこんな感じ。

宇宙戦艦風に撮ってみました。いつもの戦車塗りです。ただし土埃汚れがないのでパステル塗装はパスです。

1/700でもかなりデカイ。あらためて大和の巨大さを感じました。戦艦大和の話はここでは省略ですが、自分は長門の生涯こそいろいろ教えてくれると思います。

タミヤのこのプラモデルほぼ素組みでこれだけ再現できるので自分としては充分です。張り線もちょっとだけです。

他の日本戦艦は全部大正期の完成で、大和型だけが昭和なのでずいぶん特異に感じます。いろんな意味でやはり特別です。

プラモデルファンといいながら、大和は作ったことが無かったので、このままでは失格です。

小学校の頃同型の武蔵は作りました。武蔵は先日沈んでいるのが見つかったと報じられてました。

船体の組み立ては出来たのですが、事前に開けるよう説明書に書いてある穴を開け忘れています。いつもこんなん、まあ何とかなるか。

土台はいつものベニヤ板に角材。艦首の波はエポキシパテです。今回海面はエナメル塗料で下塗りしました。白に青とクリアの黄色を混ぜました。

その上からグレインペイントを塗りました。どちらも節約しないでたっぷり塗るのがポイント。

組み立てが終わったところです。後部のクレーンはプラスチックの三角の塊ではイヤなので0.3mmの真鍮線で作り直しました。

副砲の砲身は0.5mmの真鍮線に内径0.6mmの真鍮パイプの基部をかぶせました。砲口はスッパリあきらめました。

あとは、キットのままです。サクッと終わらせる気でしたが、部品に荒れたところがあり、対空火器も多いのでなかなかでした。

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駆逐艦 雪風 アオシマ1/700 2017年完成

軽巡長良があっさり完成したのに気を良くして、駆逐艦ならもっと簡単かと思いましたが、少し手間取りました。

船体の窓がないので、0.6mmのドリルで穴を開けました。単装機銃もキットに部品が無く図面だけ。伸ばしランナーとプラ板で自作しました。

甲板は長良はデザートイエローにしましたが、今回はフレッシュとダークイエローの混色です。さらに軽い色合いですがまあいいか。

有名な写真のアングル。幸運の軍艦と言われていますが、実際は地獄めぐりだったと思います。

雪風といえばやはり大和との最後の出撃でしょう。あまりにも定番かと思いますが、少し前に作った大和と。

こうすると大和の巨大さがよくわかります。艦船プラモデルはあまり汚さない作例が多いですが、実物の表面は汚れ以外にも凹凸もあるので、色の変化はつけたいものです。

組み立て後、塗装前。単装機銃の自作が細かくて面倒でした。蚊みたい。

他はほとんどキット通り。アオシマさんにしてみては、ちょっと組みづらかったですが、艦橋のモールドなんてかなりウレシイ。

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次の 軽巡洋艦の写真展 に続く

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