あるプラモデルファンの外国の軍艦の写真展
大阪市東淀川区
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ビスマルク 2022年完成 アオシマ 1/700
いつか作ろうと思っていた戦艦ビスマルク、小学生の時に父がテレビで「ビスマルクを撃沈せよ」という映画を見ていて、それを横で見て以来です。
プラモデルはアオシマさんのちょっと困った所が出て、組みづらかったのですが、出来てしまえば堂々たる大戦艦です。Z級駆逐艦が同梱されています。
Z級駆逐艦のアップですが、ビスマルクにまぎれてしまっています。窓の穴は省略されているので全部ドリルであけました。
手前がビスマルクで、後ろの二隻がビスマルクを撃沈したイギリス戦艦、キングジョージ五世とロドネイの同型艦ネルソンです。ビスマルクがでかいです。
ビスマルク追撃戦は第二次世界大戦のドイツ・イギリス間の海戦で最大の規模で、イギリス海軍が他の艦船も総出で沈めました。いろいろ考えさせる海戦です。
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キングジョージ五世 2021年完成 タミヤ 1/700
このプラモデルも子供の頃に発売された超ベテランキットですが、今でも充分楽しめます。少し粗い所もありますが、その修正にそれほど手間はかかりませんでした。
細かい部品も多いので、じっくり組み立てました。細いマストの部品が折れたので、一部伸ばしランナーに替えました。
停泊状態にするつもりでしたが、反って艦首が浮いたので、隠すために波をつけて前進状態にしました。
四連装の主砲は真鍮パイプにして良かったです。砲口がきれいにあいていますし、やはり迫力がでます。後ろからだと複雑な構造物が目を引きます。
ネルソンと比べるとキングジョージ五世がだいぶ長いです。どちらも主砲の配置が独特です。
組み立てが終わって塗装前の状態です。主砲だけはまだ接着していませんが、他の部品はすべて接着・固定しています。
張線は塗装後に行い、暗めの灰色を薄めて筆で塗っています。
主砲の真鍮パイプや白いプラ板の工作跡がわかります。マストは複雑なので、真鍮線に替えずキットのままです。
対空機銃や他にも細かい部品が多くて、今まで作ったウオーターラインの軍艦で最大の作業量でした。
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Uボート 2020年完成 1/700 ハセガワ
すぐ手軽に出来るプラモデルがしたかったのです。古く小さい物ですが、ハセガワさんの本気が伝わってきます。
これでもかというほど細く成型された部品は素晴らしいものです。あらためて発売当時評判が良かった理由がわかりました。
キットは形式の異なるUボート2隻と撃沈された船のセットです。部品の数は少ないので、組み立てはすぐに終われました。
海面以外は100%元のキットのままです。沈没船の周りに破片を追加することもしていません。
海面の台は幅約10cmとコンパクトです。撮影の際は手前に追加の海面をいれています。
海面は目止めしたベニヤ板にミスターカラーで適当な青色を吹き付け、木工ボンドでつやと波をつけました。
木工ボンドは原液のままで、広い所はベニヤ板の切れ端で、細かい所は菜箸で塗り伸ばしました。
何度か試した木工ボンドの水面ですが、これでようやくそれらしくできました。
安価でうれしいのですが、透明度は低くて、どうしても白く濁ります。
沈没する船のようなクラッシュ状態は長年プラモデルをしていて多分初めてです。今後も予定はありません。
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ネルソン タミヤ 1/700 2017年完成
古いプラモデルをほぼ素組みで完成させました。このキットはあまり精密ではないイメージがありましたが、誤解でかなり細かかったです。
張り線はいつも通り、伸ばしランナーです。特に細くできたものを選んでいます。普通のプラ素材なので普通のプラ用接着剤で留めています。
張り線の塗装はミスターカラーの筆塗りです。エナメルだと接着が剥がれてしまいそうなので、念のためラッカー系塗料にしています。
今回はボロ筆で叩いて入れるキズ模様はスピットファイアのやり過ぎ失敗に学んで控えめです。
薄めた塗料で全体をうっすらと汚すのは、オリ-ブドラブとダークグリーンで少しずつ数回に分けて塗りました。
木甲板は白にデザートイエローを混ぜたのと、ダークイエローを混ぜたものを交互に塗りました。細部塗り分けはテキトー。
水面は今回は木工ニスです。染料の緑を微量混ぜました。塗るのは早く済んで気楽ですが、
波がつかないので表現が限られます。今度は木工ボンドを試してみよう。
あまりアップにするほど細かく作り込んでいませんので、ほどほどに。
キットの箱が小さいので、お手軽に完成出来ると思って組み始めましたが、思いのほか細かい部品があってびっくり。
キットのままでほぼ充分ですが、主砲身は少し細いと感じたので、内径0.6mmの真鍮パイプに換えました。
また、主砲の上の単装機銃は砲塔に一体成型なので、削り取って伸ばしランナーの銃身を付け直しました。
前部に主砲を集中配置するユニークな姿です。そのため前部はすっきりしていますが、後部はゴチャゴチャしています。
思っていた以上に重量級です。長門級などと長年世界最大の戦艦として君臨していただけのことはあります。
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ポケット戦艦 アドミラル・グラフ・シュペー 2019年完成 1/700 フジミ
最近すすめている簡略お手軽仕上げ、甲板の塗り分けや汚し塗装もあまり手をかけないようにしました。
海面を作っていたのですが、木工ボンドを塗った上に最後に残っていたグレインペイントを塗って失敗しました。
乾燥するにつれ、下地の木工ボンドとはがれて、ボロボロになり修復できなくなったのであきらめました。
気合が抜けて配線も省略です。まあ気合はいつも抜けてますけど、今回は特にメロメロです。
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組み立てが出来たので数年前に完成したグナイゼナウと記念撮影です。
第一次世界大戦での敗戦後、厳しい制約の中で建造されたため小型です。比べるとよくわかります。
グナイゼナウと主砲は同じですが一基3門少ないです。開戦時に大暴れした後包囲されて自沈したそうです。
今回も主砲は内径0.4mmの真鍮管に代えた以外はキットのままです。
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巡洋戦艦 グナイゼナウ 2012年完成 タミヤ1/700
細部工作より、正確な形にするのに力点をおきました。艦載機は翼を薄くするために削ったままで細部表現なしです。
若干青い明るいグレーに塗ったら、客船のようなイメージになりました。
海面に初めて使ったターナー色彩のグレインペイントアクア。波の凹凸も簡単に出来、色も透明できれいなのでおすすめです。
ただ手に入りにくいのが難点。自分は大きい模型屋で買いましたが、画材屋でも売っていないところが多いです。
思った以上に手を加えることになりましたが、パチッデジタルのせてもらえました。
製作途中の写真です。
中学生の頃から作ってみたかったこのプラモデル。正確な形にするのに、それなりに手を入れています。金色なのは真鍮パイプの砲身。
次の よもやま品 に続く